上(天)からの声が聞こえるという人がいる。
下(地)からの声ってないのでしょうかね?
昔、シャスタ山でスウェットロッジというインディアンの呪術師が行うテントの中で薬木を、聖山の山からとってきた石と一緒に焼くというデトックス(精霊の声をきく)療法に参加した。
かなり観光客的な試みで、隣でインディアンのふりをするバイト達は、皆南アメリカからの人だった。ただ、その中心で指揮を行う方は本物のインディアンの呪術師で、日頃から、周りの白人達
にも信頼されている方だった。
テントの入り口が閉じられると、
一筋の光もない、暗ーい深い闇だ。
音もない。
宇宙に放り出されて帰ってこれない 、助けにも来れない闇が一瞬で広がった。
ここで、普通はパニックになる人もいるらしい。
この状況は、インドの聖者の行う蘇りの儀式や、4日間土のなかで行う瞑想などに似ている。
しかし、またその後、呪術師が薪を煮えたぎった石にくべると、テントの中で火の粉の舞が始まる。テント内はサウナのように暑くなってくるし、その呪術師の発声する聖音はテント内に火の精霊のダンスを呼び起こす。
そこで繰り広げられる民族音楽と聖音は、私たちを地球に昔から住んでいる精霊達と会話するのに十分な雰囲気と場を作りだす。
呪術師はこの言語で順繰りに出てくる精霊達と会話する。大体は動物の自然例が多いようだが、私たちに地球や自然との関わり方を深いレベルの言葉で教えてくれる。
インディアンは、昔からこの地球と会話する術を知っていた。
叡智としての地からの声、下からの声を、伝える術を知っていた。
今からは風の時代になるという、それは、上からの声をインスピレーションとしてくみ上げて、さっと皆に流して早く伝わる時代であろう、しかし、上からのインスピレーションを地の声として、消化させて、地球のものとなった英智に至った、文明の知恵無くしては、地球にとってはただの風塵となっていくと思う。
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